安眠が遠い

某日。徹夜で仕事から帰ってきた夫に添い寝してあげる優しい嫁という立ち位置で、一緒に昼寝。こうなることを見込んで夫に内緒で夜更かししたため、昼寝を心待ちにしていたのに、マンションの隣の公園に迷い込んだらしきカラスが永遠に鳴いている。何を訴えているのか。昼寝できず。私が昼寝できず悶々としている中、夫は赤ちゃんのように寝ている。ずるい。

 

某日。夜遅くに読んでいたミステリー小説が佳境に入ったため、就寝時間がいつもより遅くなる。睡眠を取り戻すかのように熟睡していたのに、未明、マンションの声がでかくて有名なオッサンが犬の散歩に出かける時に大音量のクシャミをかます。しかも五発。その後二度寝に失敗。睡眠不足で翌朝出勤。いつも以上に使い物にならない。声がでかいオッサンに今後クシャミしようとしてもできない呪いをかける。クシャミが出ない苦しみを死ぬまで味わうがよい。

 

某日。休日なので昼寝。まどろんでいると、窓の外から下水のにおいが。声がでかいオッサンの嫌がらせかと思い窓の外を確認するも異常なし。鼻がバカになっている夫は分からんという。この時ほど鼻を交換したいと思った事はない。昼寝できず。夫はまた赤ちゃんのようにスヤスヤと眠っている。いびきかいてるけど。憎い。

 

某日。夫は仕事、私は仕事がないので、昼寝。保育園帰りと思わしき子どもたちがなぜかうちの前の廊下で遊びだす。私、何か恨まれるようなことしたか?まだ喋れない年齢なのか、会話の内容が聞き取れないが、おそらく幼い子どもにしか分からない方法でコミュニケーションをとり、ずっと笑っている。何かテンションがおかしくなるようなものを摂取したのだろうか。子供用チュールみたいなものがあるのだろうか。この日も昼寝できず。呪いか。そうなのか。

 

安眠が遠い。お願いだからもう誰も邪魔しないで。私の生きがいを奪わないで。

 

f:id:momosjournal:20191001120307j:plain

家に帰るまで待てずに食べたって。たまご焼きっていうけど、濃厚プリンみたいだったって。