我が家の朝 お洒落な朝

週に五日間働くことになりあっという間に二ヶ月が過ぎた。感想としてはやはり週五日働くことには、やはり無理がある。冬の間、自分でも情けなくなるくらい体力と気力がなくなるのも一因かもしれないが、とにかく朝起きるのも辛いし起きても夜に布団に入ることだけを希望に日中生きているようなものである。

 

朝起きるのが辛いのはみんな一緒、と思われるふしもあるかもしれないが、私の辛さは一線を画している。まず第一に、弁当を作らなくなった。だから夫が私よりも早く起きて作っている。そして私が起きなければならない時間起こしてくれ、そしてモコモコ靴下を履かせてくれる。なんだノロケかと思うふしもあるかもしれないがそれ違う。履かせないと起きて会社に行かないのだ。現に過去、夫が早く出勤するか何かで履かせてもらえず、やむなく仮病で会社を休んだことがあった。だから夫は朝弁当作りに加えて靴下履かせ係という重大任務を与えられているのである。

 

そんな我が家なのだが、ある朝夫が「いつから俺が弁当と朝ごはん用意することになったんや・・・?」とつぶやいているのを耳にしてハッとする。料理という家事を夫も自分すらも気づかないうちに私から夫にスライドさせた見事な手腕に我ながら惚れ惚れする。

 

そんな中、先日SNSで「こんな朝ごはんでごめん~!」と写真を投稿している主婦の方がいたのだが、その写真にはお洒落なお皿の上に乗せられたトースターで焼かれたバターの乗ったパンとお洒落なカップに注がれた紅茶と何やら高級そうなジャムが添えられたこれまたお洒落な小ぶりの器によそわれたヨーグルト。これのどこに謝罪をする必要性があるのか。馬鹿にしているのか。

 

夫には希望を捨てずに待っていて欲しい。暖かくなった暁には私がまた自分で朝起きて弁当を用意する日のことを。そしてお洒落な朝を。 

 

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とりあえずクッキーでも焼いてみました~