二〇二〇年二月と三月の本

この二か月の間、何を読んだのかについては写真を見返さないと思い出せず、そもそもこの二ヶ月は自分でも引くくらい本を読んでいないのに、本の内容をなんとなくしか覚えていない。それもこれもコロナウイルスの流行のせい、というわけではもちろんないが、でも多少はコロナのせいでもあったことはあった。何となく落ち着かない気分だったし、何とか行けた旅行の準備は大変だったし、何といっても図書館が閉館中だ。

 

読書が驚くほど進まなかった要因として他に考えられるのは、海外ドラマをやたらと見たことと、英文法の勉強は二週間でやりきる予定が全然終わらないことと、他にも英語の勉強関連に時間をとられていることと、太りすぎてスクワット毎日100回しなくちゃいけないこと。そんな毎日なので読書は進まないし、二月に読んだ本のことなんて忘れたが、備忘録として作品名と作者名と多少なりとも覚えていることくらいは残しておこうと思う。

 

f:id:momosjournal:20200328134703j:plain

①リラとわたし/エレナ・フェッランテ

「ナポリの物語」四部作の一作目。普段ミステリしか読まないが、この作品はミステリではない。詳しいことは下記の訳者のあとがきを読んでもらうとして、もちろん続きも気になるし、ドラマもあるみたいなのだが、なんといっても作者が覆面作家で、実際にはどんな人物が書いているのか本当に誰もしらない(らしい)というところにものすごく惹かれている。二作目を図書館で借りていたのだが、他の人が予約をしたおかげで読み始める前に奪われてしまい、現在図書館は閉館中なので奪い返すことができない。

 

www.hayakawabooks.com

 

②黒猫の三角/森博嗣

一人森博嗣マラソンをはじめてしばらく経つが、S&Mシリーズを読み終えたのでこの作品から「Vシリーズ」を読み始める。一作目から驚くべき展開が待っていたので、二作目を予約して、受け取りに行ったら「受取日は昨日までです」と不愛想なスタッフに冷たくあしらわれ、再予約して楽しみに待っている内に図書館は閉館になった。

 

③氷の娘/レーナ・レヘトライネン

マリア・カッリオシリーズ日本では第二作目。前作で妊娠が分かったマリアだったが、今作では産休直前に起こった事件を捜査する。次作以降は今のところ翻訳されていない模様。このシリーズについては日本での一作目は実は一作目ではないということを前も述べたが、なんでこういう中途半端なことをするのか。続きを一体どうしたらいいのか。読者を宙ぶらりんにして罪悪感はないのか。聞きたいことが山ほど出てくる。

 

④ボーンズ 命の残骸が放つ真実/キャシー・ライクス

テレビドラマの「ボーンズ」が好きだから、という理由でこの作品を手にとったら必ずや混乱することになるだろう。なんでって主人公の名前と職業が同じという以外に共通点は全くないから。パラレルワールドと思って読むことをお勧めします。