パソコンの前に座っていることが仕事

相変わらず在宅勤務の日々。コロナウイルスの影響なのか、ただの時期的なものなのか、仕事がない。五月に入ってから仕事したのはおそらく一時間くらい。それくらい仕事がないが、就業中はとりあえず真面目にパソコンの前に座っている。今週に入ってからは、パソコンの前に座っていることが仕事だと思うようにしているくらい、何もやることがない。

 

わが社で、どのように仕事が振り分けられているのかというと「早い者勝ち」。仕事の依頼は大抵メールで来るのだが、見つけた人からとっていく方式なので、私のようにぼーっとしていると、他の人がとった仕事でその人がさばききれない分を分けてもらうことでしか仕事をすることができない。

 

早い者勝ち方式と知ったとき、「そんなんじゃ誰も仕事をとらない、よってルールを知らない張り切った新人か、気弱な人か、真面目な人が仕事を押し付けられるということか。私は張り切ってはいないが新人で、気弱で、真面目だが、そんな罠にははまらねえ」と身構えたが、蓋を開けてみると本当にみんな仕事を取り合って、面と向かって言い合いこそないが、チャット上で喧嘩したりしている。

 

そんな状況なので、ここのところあまりにも何もない私を「もっとアグレッシブに取り合いした方がいいですよ!!」と同僚が心配してくれるのだが、仕事に関してはアグレッシブになれる気がしない。むしろおこぼれをもらうくらいで満足。なんでみんながそんな取り合っているのか不思議でたまらん。「おこぼれは欲しいですけど、みなさんが積極的に取り合ってくれるのは、正直助かっています」と言うと「すごいですね・・・」と尊敬されてしまった。

 

すごいのはどう見ても同僚たちである。だって「どれだけとったか」がボーナスに反映されると思ってみんな頑張っているのに、実はそれはデマだから。ボーナスに反映されてもされなくても私はアグレッシブにならなかっただろうが、普通は反映されなかったらアグレッシブにはならないと思うので、デマもたまには役立つということみたい。会社の平穏のため、デマにはもうしばらく存在してもらおうと思う。

 

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