呪われた日々 パート3

煙臭い。フィナンシェを炭に変えたのは実は夢でした、なんてことにはもちろんならずに相変わらずリビングが煙臭い。もちろん自分の髪も。ついでに枕も。朝から煙を浴びてそうなところを水拭きしたり、壁に掃除機をかけたり(!)する。自分で引き起こしたこととはいえ、朝っぱらから私は一体何をしているのだろうと思わずにはいられない。

 

しょんぼりしたまま夫を駅まで迎えに行き、スーパーでレジに並んでいると、黒いジャージを着て黒い帽子をかぶったおじいさんにぶつかられ、その隙にお尻を触られる。夜なら黒い装いは目立たないかもしれないが、暑い時期の真昼間にそんな恰好をしていたら余計目立つということをおじいさんは分かっているのだろうか。

 

前夜のショックな出来事に続くショックな出来事にただただ唖然とする。どうせ触るならぴちぴちギャルのお尻を触ればいいものを(痴漢アカン)、なぜ全体的にくたびれた見た目で、しかも今日に限っては煙臭い私のお尻を狙ったのか。女ならだれでもよかった系か。

 

夫に「今お尻触られた」と報告すると、怒るでもなく「誰?誰?あのおじいさん?あー、モモちゃんは年金受給者キラーやからな」と片付けられた。ちっとも嬉しくない。あと、ちょっとは怒れよ。モモコのお尻は俺だけのお尻とか言ったらどうなの。みんなのお尻になっちゃっていいの。

  

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義父から送られてきたお中元。うちはお返ししたことは一度もないのだが、いつまで送られてくるのだろう…。