夫は幸せもの。

鼻をかみすぎて鼻の下の皮が剥け、さらにはお腹をくだしてお尻が壊滅的な状態なので、大人しく家にこもって映画鑑賞。青春恋愛映画「ダーティ・ダンシング」を見る。大学進学間近の金持ちの娘である主人公ベイビーは夏休みに家族と避暑地を訪れ、ワイルドなダンスインストラクター、ジョニーと恋に落ち、ダンスやいざこざを通して愛を育む。この映画は、ラストのダンスシーンがものすごく有名らしいのだが、そんなことよりも目を奪われるのは、映画終了間際にジョニーがベイビーを軽々と持ち上げるシーン。まるで子供を持ち上げるみたいに、脇の下に手を差し入れ、助走などつけずにひょいっと持ち上げるのだが、あれは一体どうやっているのだろうか。

 

実は、この映画を見る前から、私は筋肉自慢の夫に同じことをお願いしてきた。だが、夫が私を持ち上げられたことは一度もない。「こんな持ち上げ方、超人じゃないと無理」と、夫は弱音を吐いていた。だが、ジョニーの腕の筋肉を見る限り、超人級ではないことは確かだ。見た感じ、夫の方が太いくらい。腹筋はジョニーのが勝ってるけど。

 

じゃあ超人じゃないジョニーに出来て、同じく超人ではないが、一見腕はジョニーよりも太く力がありそうな夫にできない理由は何か。問題のシーンを夫に見せ、導き出した答えは「モモコ」。

 

ジョニーが持ち上げているのは、痩せ型の推定40キロ前半のベイビー。対して夫が持ち上げようとしているのはモモコ。これまで、夫が持ち上げられない度に「お前、何キロ?」と聞かれ、「38キロだってば。見たら分かるやん!なんで38キロくらい軽々持ち上げられないの?へぼいの?ただの見せ筋なの?」と夫を責め、巧妙に言いくるめてきたが、ベイビーとモモコの体形の差は明らかである。

 

それから夫は目を合わせずに言った。「俺、筋トレもっと頑張る。だから・・・頼むから20キロくらい痩せて?」だから私、38キロだから。20キロも痩せたら18キロになっちゃうんだけど。

 

頼まれたらしょうがないから、夫の男としての面子を守ってあげるために、痩せてあげなくもない。予定は未定だけど。何年かかるか分からないけど。夫思いな妻を持って、ほんと夫は幸せものだなあ。

 

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お好み焼きと肉じゃがとか作っちゃうし~。ほんま夫思いやわあ~。