二〇二〇年七月の本

追われている。ここのところ、読みたい本がどんどん出てくるので、片っ端から図書館から借りてくるのだが、借りるというのはもちろん返却期限というものがついてくる。そして、なぜか一冊一冊が分厚いので全然読み終わらない。そして時間ばかりが過ぎていく。というわけで、日々読みたい本と返却期限と時間に追われているのである(幸せ)。

 

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左上から時計回り

 

①カメのスローワルツ/カトリーヌ・パンコール

フランス発ベストセラー、三部作の二作目。前作とは一転、ミステリー調の本作。三作目はどうやって終わるのかな~。ジョー(主人公)には幸せになってほしい…。

 

②モリアーティ/アンソニー・ホロヴィッツ

コナン・ドイル財団公認。アンソニー・ホロヴィッツはまたもやらかしてくれた。なにこの人。実は(?)ホームズ関連の『絹の家』というのが作者が書いた一作目のホームズ作品。そんなこと知らずに本作を借りたが、一作目を読んでいなくても十分楽しめる。

 

③日曜の午後はミステリ作家とお茶を/ロバート・ロプレスティ

短編のベテラン作家による連作短編集。ミステリ作家シャンクスが日常の謎を解く。そういえば最近は「日常の謎」系のミステリを読んでいなかった。久しぶりに読むと人がしなないのもなかなかよい。

 

④死の天使ギルティネ/サンドローネ・ダツィエーリ

コロンバ&ダンテシリーズ二作目。この人も何なの!!何このラストは!!他にも読まないといけない本が山ほどあるからすぐに三作目読めないんですけど!!なのにすぐに読まないといけない気にさせるなんてー!!ばかやろー!!

 

⑤その女アレックス/ピエール・ルメートル

カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ二作目。今月やらかしてくれた作者三人目。いい加減にして。ところで日本で出版されたのは本作が一作目だけど、誰がなんと言おうとこれを先に読んだらダメ!一作目のネタバレが過ぎるから!ネタバレ過ぎて笑っちゃった。

 

⑥逃れる者と留まる者/エレナ・フェッランテ

ナポリの物語三作目。平凡な生活を愛する私は読んでるだけで主人公エレナと友人リラを取り巻く世界にどうしても疲れてしまうのだが、、このシリーズも残すところあと一作。それにしてもどうなっちゃうのかね、エレナは。