電話がかかってきても、話す予定はありません。

私のスマホのアドレス帳には17件しか登録していない(今数えた)。そのうち2件は着信拒否をするために登録しているので、実際に使う可能性があるのは15件ということになる。15件のうち、美容院や病院や職場の電話番号を登録しているので、実際に人の電話番号は・・・と、これ以上言うのは自粛しておく。

 

昔、携帯電話の機種変更をするとケータイショップでアドレス帳の移行をしてくれた。店員さんが涙目で「原因不明なんですが、アドレス帳の移行中に何件か消えてしまったようです」と言ったので、確認すると全部以降されていた。10件くらいしか入っていないのはお年寄りくらいらしく、ドン引きされたのを今も鮮明に覚えている。失礼か。

 

連絡を取らないのにアドレス帳に名前が登録されているのが気持ち悪いので、定期的に削除しているとこういうアドレス帳になる。利点は電話を掛ける相手がすぐに見つかることと、iCloud上で余分な要領を使わずに済むところである。

 

欠点は引かれることと、冷ややかな視線を向けられること。それに耐えられれば利点しかないので、家族や友人に不要な連絡先を削除することをお勧めするのだが、実行に移してくれる人は皆無である。親切に言ってるのに本当に失礼である。

 

久々にアドレス帳を整理しようと「あ」行から見ていくとすぐに出てきたのが「お義母さん」の連絡先。向こう三年は会わない予定にしており、三年後には会わない期間を自動更新する予定である。

 

何より、私から連絡する予定も、義母から電話がかかってきてその電話をとる予定も今のところない、という重大な事実に気づいた。

 

だから削除した。「お義母さん」を押して、右上にある「編集」を押して、下までスクロールして「連絡先を削除」を押して、削除した。実に簡単。削除したら登録件数が16件になった。

 

という話をするとまた「モモコは血も涙もない冷酷な人間説」が浮上するのであるが、もうそう思ってもらって構わない気がしてきた今日この頃。

 

今は機種変更しても自分でアドレス帳を入れるだけなので、誰にも見せなければ引かれることも冷ややかな視線を向けられることもない。便利な時代になった。

 

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まさにこんな気分です。